君に告白したとき、君はずっと驚いた顔をしていた。
耳まで真っ赤にして、可愛らしかった。
期待させるような、そんな反応をした君を俺はもっと好きになった。
かわいいなって、守りたいなって、そう思ったんだ。
そして、うつむいたまま君は、…
君は……あれ。
思い返してみれば、君は少し首を引っ込めたというか、縮めた。
なんというか、マフラーに首をうずくめるような、そんな仕草をしていた。
あれ、それってもしかして…
“頷いた”ってことなのだろうか。
もしそうなら、君は俺と付き合ってるって思ってるはず。
でも俺は付き合ってないって思っている。
“お前たちは勘違いをしている”
勘違い…あてはまらないこともない。