昇降口で君を待つ。 マフラーにぎゅっと顔をうずくめて、君を待った。 時計の針はもう6時30分を過ぎている。 マフラーはもってきてたけど、手袋は持ってきていない。 だからポケットに手を入れるけど、なんの温かみもなくて。 キンキンに冷えた指先は動かすことが難しかった。 なかなかこない。 下駄箱を見ても、君の靴が残っている。 なんで、帰らないの? どうして? 一体なにをしているの…? 「はぁ…」 吐いた息は白くて、スッと消えていった。