「…え?」
目をまん丸くする私。
ヒカリは真剣な顔をしていた。
「だから、一度ちゃんと話した方がいい。あんたたち、すごい勘違いしてるから」
朝、私が学校に登校してきて教室に入った瞬間、ヒカリが私のところに飛んできてそう言ってきたのだ。
「…どういうこと?」
私がそう聞いても、返事はない。
「ねぇヒカリ、なんで急にそんなこと言ってくるの?」
「戸田くんの友達に聞いてきたの。
戸田くんはスゥのことどう思ってるのかって…。そしたら…」
「…そしたら、なに?」
胸がどくんとなった。
もしかして、嘘の告白だったなんて言われるのかな。
遊ばれてたって。
変な汗が出てきて、体が震えだす。
そんなはずないよね…