真っ赤なまま、ぎゅっと目を瞑る岩堀が、 たまらなく、かわいく見えて。 この顔を、健太にも見せたんだろうか。そう思った瞬間、 俺の唇は岩堀のそれと重なっていた。 ……バカか俺は。 ただの嫉妬で、なにしてる。 中学のとき、散々岩堀に振り回された。 俺のことオトしといて、俺の好意に気付いたからなのか、全然話してくれなくなった。 あんな悪魔女に、もう振り回されたくないって思って 今度は俺が、振り回してやろうって思ったのに… 結局……俺は振り回されてる。