「それじゃ、また明日〜」
「あ…うん、ばいばい…」
結局、昨日と同じように、2人で帰って。
私がおりる駅で、日笠くんは笑顔で私を見送った。
…なんで私、日笠くんと仲良くなってるんだろう。
こんなに関わるはずじゃなかったのに。また断れなかった…。
きっと日笠くんが強引で、なのにいつも笑って断りにくい雰囲気が出てるからだ。
さすがに女の子をオトすのが上手いだけある。
まんまと乗せられてる、やばいやばい。
もうさすがに気をつけないと、と反省しながら改札を通った時。
グイッと後ろから強く腕を引かれ、またも昨日と同じように柱の影に移動した。
で、デジャヴ…?
で、あるならば…、
私の腕を引いたのは…
「……」
無言で私を睨む、清水くんだった。



