日笠くんは清水くんの友達。
清水くんが私のことを嫌いだって言ったから、気を遣ってくれてるだけ。
「いいなぁ。由佳菜ちゃんに愛されてる人〜」
「いい…こともないと思うよ。
その人は、私のこと嫌いかもしれないし…」
「でも、好意を寄せられて嫌なやついないでしょ。
由佳菜ちゃん美人だし。声もかわいいし」
「え……あ、
あぅ……///」
口説かれ慣れてない私は、日笠くんの冗談にすら照れてしまった。
恥ずかしい…『本気にしてる』ってバカにされちゃう。
「顔真っ赤だよ?
そんなとこもかわいい」
フッと笑って、日笠くんが私の頰に手をあてて親指ですりすりと撫でた。
「く、くすぐったいよ…」
「あぁ、ごめんね」
パッと手を離すと、日笠くんはぽりぽりと頭を掻いた。



