ヘラっと笑って日笠くんを見ると
日笠くんも笑って、手を差し出してきた。
「……?
あの、この手は…」
「手、繋ぐ?」
「えぇ…っ」
それはさすがに、友達にすることじゃないというか…。
「なーんて、まだ早いよね。
ちゃんとお付き合いしたら、由佳菜ちゃんと手を繋いで歩きたいな〜」
「お付き合いする日なんてこないよ…」
「ひどい!俺をフるの!?」
おちゃらけたように、オーバーリアクションで手を広げる。
日笠くんって…。
「ほんと、女子と距離縮めるの、上手そう」
「どした、落としたと思ったら急にあげてくるじゃん?
俺のこと好きになってくれた?」
「それはないって」
「ひっで。
ていうかさ、由佳菜ちゃんって好きなやついるの?」



