こういうの、ハッキリ言えない性格だからなぁ…。
だからいつまでもズルズル引きずっちゃうのかな。
はぁ、とため息をついたとき。
「ため息つくと、幸せが逃げちゃうよ?」
私の前に影がさして、顔をあげると
日笠くんがいた。
「え!?あれ!?
ひ、日笠くん!?
あれ…っ、電車…
ていうかどうしてここに…!?」
混乱して、自分でなに言ってるのかわかんなかったけど、
日笠くんはそれでも理解してくれたみたいで、ふふっと笑った。
「はは、嘘ついて迎えに行こうと思ってさ。
遅い電車乗るって言ったけど、早く乗って学校まで行くつもりだった」
…それ、
一歩間違ったらストーカーじゃ…;
ただせっかくの厚意をストーカー呼ばわりするのも悪いと思って、その言葉を飲み込んだ。
「会えてよかった。
この辺歩くの初めてだから、
入れ違いになったらどうしようかと思ったよ」
「…そ、なんだ。
そんな無計画で迎えになんて…」
「おう!
俺、行き当たりばったりだからさ!」
別に誉めてないんだけどな…;



