「あ、
後ろの車両に、清水くんいるよ?」
「え、マジ?
先に行くと思ってたのに」
「そうなんだ。
待ってたのかな、日笠くんのこと」
あれ、でも
違う電車って思ってたみたいだし、
待ってたわけでは、ないのか…?
「…あー、まぁいいや。
由佳菜ちゃんと一緒にいたいし」
「え?」
「ホントは三人でいるのがいいけど、
翔真、由佳菜ちゃんと一緒は嫌がるかもだし?
俺は由佳菜ちゃんと一緒がいいから」
う、それって、
私がいるから清水くんのとこに行けないってことだよね。
うわぁ、もう、嫌われててごめんなさい!
「わ、私は一人でいいよ。
清水くんのとこに行った方が…」
「やーだ。
ほっとけないもん、由佳菜ちゃんのこと」



