ぎゅっと、また強く手を握った。
「……なんで」
「え…?」
「なんで、俺に触れたいの」
前髪からチラッとのぞく目が、やけに色っぽくて。
心臓がドキドキと激しく音を立てて…息が苦しい。
中学の頃は、ここで逃げてた。
どう話せばいいかわからなくて距離をとった。
そして、一度は嫌われた。
だからもう、あの時と一緒にはならない。
上手く言えなくても、
ちゃんと清水くんに届くように伝えるんだ。
「……っき、だから…!」
「……なに?」
「す、き、だか…ら…!!」
心臓ドキドキしすぎて、変な告白になってしまう。
たったそれだけの言葉を言うのに、息も絶え絶え。



