「な…なに?」
「……一人で待ってると、不審者扱いされるから。
一緒にいて」
「………っ」
一緒にいて、って…。
どうして?清水くん。
私、清水くんに『嫌い』って言ったんだよ。
清水くんはもう私のことなんて嫌いなはずなのに、
どうしてそんなこと、私にお願いするの?
「……私が一緒にいても、いいの?」
「………お前が嫌なら、いい。
須藤さんに連絡して離れとくし」
ジャージのポケットに手を入れて、歩いて行こうとしてしまう清水くん。
その清水くんを止めるように私は…清水くんのTシャツの裾を掴んだ。
「………なに?」
「……じゃない…」
「……は?」
「嫌、じゃ…ない…です…」



