河原を歩いていたら
須藤さんが急にしゃがんだ。
「須藤さん?
どうかした?」
「あ…いや、
足、痛くなっちゃって」
須藤さんの足を見ると、
鼻緒で擦れたのか、血が滲んでいた。
「……こんなになる前に、言ってよ」
「……ごめん。
翔真くん、怒ってたから…」
俺がキツい言い方したのは悪いけど、
怒ってたのと怪我は関係ないのに。
「さっき、あんな言い方してごめん。
岩堀のこと、俺も黙ってたし…
岩堀が悪いわけじゃないから」
「……わざとじゃないのは、わかってる。
由佳菜ちゃん、隠し事下手だから」
……そうなのか?
岩堀が隠し事下手なんて、思ったことなかったな。



