ダメダメ!弱気になるな!
きっとまだ大丈夫。
「……いない…」
屋台のある通りでは、2人を見つけることが出来なかった。
……やっぱり、花火の場所とりで河原の方へ行ったのかな。
早歩きになりながら人混みを抜けようとしたら、
ドンッ、と人にぶつかった。
───べしゃ
「うわ!!」
「…へ?」
ぶつかった衝撃で、その人が持っていたかき氷が私のTシャツにこぼれた。
「すいません!
大丈夫ですか!?」
「あ…全然大丈夫です。
すぐ乾くと思うので」
「でもシミになっちゃいますよ…!」
ぶつかったお兄さんが、そんなことを心配してくれる。
いいのに。
浴衣じゃない、普通のTシャツ。
美紀ちゃんと違って、着飾ってない私…。
汚れてるくらいが、お似合いかもしれない…。



