「あれっ!由佳菜ちゃんがいる!
用事で来れないんじゃなかった?」
2人がこっちに近付いた時、私がいることに気付いて、
日笠くんは嬉しそうに笑い、
美紀ちゃんは…眉間にしわを寄せた。
「……なんで用事があるはずの由佳菜ちゃんが、
翔真くんと一緒にいるの?」
疑うような視線が向けられ、手伝いでお祭りの会場に来ていたことを正直に言おうとした。
「えと…知り合いのお手伝いで…」
「嘘。
由佳菜ちゃん本当は、翔真くんと2人で来る約束してたんじゃないの?」
「してないよ!
ホントにお手伝いで来てるから…!」
「……なにそれ。
いいよね、由佳菜ちゃんは。
そんなこと言って、浴衣とか着てなくても気にかけてもらえてさ」
「え……」
美紀ちゃんが私を睨みながら言う。
……どうして、そんなこと言うの?



