私たちが降りる駅に着くと、日笠くんが手を振って私たちを見送った。 私もホームから日笠くんに手を振り、電車が見えなくなると、その手をぎゅっと握られた。 「え?」 「行くぞ」 清水くんが手を掴んでいて、手を繋がれたまま駅を出て行く。 「清水くん…!手…!!」 「さっき、健太とも繋いでただろ。 ……簡単に触らせんなよ」 「そ、そんなこと言われても…」 「ほんっとにお前は…。 警戒心なさすぎんだよ」 繋いだ手に、力が込められる。 本当に…今日の清水くんは、変だ。