独り言のように呟いたかと思うと、
握られた手をぐいっと引っ張られて、日笠くんにもたれかかってしまった。
「あ、ごめん…!」
「いいの。俺がそうしたいんだから」
「え?」
もたれかかったままの私から離れることなく、
日笠くんは私の後頭部に手をまわして、自分の方へ引き寄せるようにしながら私の頭を撫でた。
……えっと、
ど、どういうこと?
好きって、こういう…恋人みたいなことする好き?
あ、恋人になりたいって言ってたっけ…え?
日笠くんが、私と恋人になりたい…?
あれ…わけわかんなくなってきた…。
日笠くんは本当は美紀ちゃんが好きなはずで…
なのに、日笠くんは私と恋人になりたい…?
ど、どういうこと!?



