とりあえず飲み物を買いに行こうとすると。
「俺も喉渇いたから、一緒に買いに行ってもい?」
と、日笠くんが口を開いた。
「うん、じゃあ、行こっか。
2人は?何か買って来ようか?」
清水くんと美紀ちゃんに声をかけると、美紀ちゃんはお茶が飲みたいと言ったのでお茶も買ってくることに。
清水くんは……黙ったまま。
何もいらないのかな、と思って、聞こうと思ったら、
日笠くんが「行こ」と言って、私の肩に手をまわした。
「わ!」
「ごめん、嫌だった?」
「あ、ご、ごめん…!
驚いただけ…」
「そう、ならいいけ…ど…」
日笠くんが笑いながら話していた時、
私の肩にまわっていた手が離れた。
その手が離れたのは、日笠くんの意思ではなく、
清水くんが日笠くんの手を掴んでいたからだった。



