「あ……、
ロッカーに置いてくる…!」
なんか、私がすごくはしゃいでるみたいで、恥ずかしくなって、
更衣室に戻ろうとすると、パシッと腕を掴まれて、動けなくなった。
「……え?」
びっくりして振り返る。
私の腕を掴んだのは、
……清水くんだった。
「レンタル金かかるし、
持ってきたんなら、それ使えば」
「…!」
「まぁ、レンタルの方がいいっつーんなら、置いてきてもいいけど」
日笠くんみたいに笑ったりしない清水くんが、この時は逆に嬉しくて。
「……清水くん、ありがとう…」
「…なにが?」
本人は無意識みたいだったけど、笑わない清水くんの隣が、なんだか安心できた。



