「あ、ありがと…」
「いや、こちらこそ癒しをありがとう。
ところで、その手に持っているものは?」
日笠くんが、私の手を見ながら言う。
それに私は「あぁ、」と応えて説明した。
「浮輪とビーチボールだよ!
遊ぶように家から持ってきたの。
今から空気入れる…」
「ぷっ!」
説明してたら、
日笠くんが急に笑い始めた。
「……え??」
「だから来るときあんな大きな荷物持ってたんだ?」
「そ、そうだけど、
そんなに笑わなくても…!」
「だって、浮輪くらいレンタル出来るよ?」
クスクスと笑う日笠くんの言葉に、
かぁっ、と顔に熱が集まった。



