そんなこと言われたら、何を話せばいいのかわからなくなって。
お互い無言で、到着した電車に乗り込んだ。
満員ではないけど、そこそこ人がいて。
ドア付近で、向き合うようにして立った。
「……」
「……」
き、気まずい…。
清水くん、明らかに怒っている。
全然目線合わないし…。
でも、ごめんって言うと、また怒らせてしまいそう。
何を、言えばいいんだろう。
思えば、いつもこんなこと考えてるから、清水くんと会話が出来ないんだ。
私からなにか話題…も、この状況でなにを振ればいいのかわからない。
うーんうーんと頭を悩ませていると。
「…………ぃ」
「へ??」
清水くんが、物凄く小さな声でなにかを呟いた。
今の、会話のきっかけだったのでは…!?
なにか返そう。そう思ったけど、
全く。なにも。聞き取れなかった。
なにを返せばいいのか、わからない。



