「いちいち気にしない。 気にしてる時間がもったいない」 「……」 「お前もそんなこと気にしてる暇があったら早く体休めとけよ」 岩堀を横にさせて、バサっと布団を被せてから、 俺はベッドに腰をおろした。 「清水くん…?」 「……」 体調が悪いからか、額に汗が滲んでいる。 額に貼り付いた前髪を、人さし指ですくった。 「岩堀」 「……?」 「……7月、 みんなで遊びに行こう」