亜里菜先輩に言われた通り、素直に言った。 そしたら岩堀は、 「ほ…ほんと?」 不安そうな声でそう言うと、ぎゅっと俺のカーディガンを握った。 「美紀ちゃんと一緒だと気まずくなるから…そう言ってる?」 「は?」 「それとも、 もう、嫌いって思うのもめんどくさいくらい、 私のことはどうでもよくなった…? そうだよね…美紀ちゃんと一緒にいたら、私のことなんてもうどうでもいいよね」 意味、わかんねーし。 なんで急に須藤さんが出てくるんだ。 どうでもいい、って、なんだよ。