神様、大事件です!-芸能人に恋をして2-

「いやー!ライブ楽しみだ!差し入れ渡すつもりだったってことは、もち、高瀬くるんだよね?」

「はい!私も楽しみにしてます!」

あー、本当にミオ君の笑顔って素敵です。
こんなにも幸せなれる。

ずーっと、ずーっと。
見ていたいです。

ミオ君…やっぱり私
ミオ君のこと、、、大好きみたいです

「高瀬!!」

「へ?」

その瞬間、思いっきり腕を引っ張られた私。

気がつけば私は、ミオ君に腕を引き寄せられていて、
私の視界にはミオ君の胸が…?

これは、どういう状況ですか。

私、今、ミオ君に抱き寄せられてます?

プーッ!!!

グルグルと考え事をしていた私を現実に連れ戻したのは
乱暴なクラクションの音でした。

「危なー!ったく、こんな狭い道で飛ばしすぎだろ、あの車。道端に俺達がいるってのに」

ミオ君の目線を辿ると、
猛スピードで走っていく車が見えました。

私、車の邪魔になってましたか?
というか、轢かれそうになってた?
ミオ君、助けてくれたの?