主役は桜
脇役は人
僕は・・端役だ


主役は1番
脇役はそれを見つめる
僕は・・・相手にされない


誰もが上を見上げ
桜の花びらを見つめる
綺麗だ綺麗だと
感動しながら見つめる
主役の下で笑い合う
僕は・・つぶされる
僕は桜じゃないから
人を喜ばす事も
感動させる事も

出来やしない


僕はつぶされ踏まれ
邪険にされる
そこに僕がいることが
当たり前かの様に・・・
僕の存在を喜ぶものは
いないんだよ……



そんな僕でも立派な
言葉があるんだよ


神のお告げ・神託 ・真心の愛



「真心の愛」


僕には愛があるんだよ


それに神様は僕に
言葉をくれるんだ・・・。


この言葉は僕の一番の宝。


たとえ踏まれようが
つぶされようが
それでも僕は死なない強さを
強さと愛を僕は持っている
そしてそんな風に扱われても
僕は人間を愛している。



桜は主役
僕は端役

それでも構わない
僕の名前は「たんぽぽ」

今日も力強く生きている