告白されて3週間が遅すぎました。

「姫乃ちゃん、明日予定ある?」

「特にありません。」

「じゃ、2人でデートしよっか?」

へ?デート・・・ですか?

え、えええ?先輩と・・・デート・・・・・!

「は、ははい。い・・・きた、いです・・・・!」

うまく喋れなかったな。

「・・・・・先輩?」

先輩は手で顔を押さえていました。

「先輩?どうかしましたか?」

あ、もしかしてうまく喋れなかった事を笑って・・・?

・・・具合が悪くなったのかな!?

「先輩、大丈夫ですか・・・?」

「いや、可愛くて・・・つい。」

うううう、可愛いって・・・顔が・・・赤くなりますよ・・・。

「じゃあ・・・明日は10時に。約束ね。」

「はい!」

その時でした。

「・・・・・きゃっ!」

先輩が私の背中に手を回して・・・

次の瞬間

ちゅっ、と唇にキスをされました。

・・・・・え?

顔が真っ赤になるのがわかりました。体が熱いです。

「・・・・・約束の印。だよ。」

先輩は笑顔で言いました。

「・・・・・っう・・・・・・・・・・。」

言葉が出ません、出せません。

「じゃあ、また明日。」

「・・・・・はい・・・・・・・・・・。」

私は顔を真っ赤にして答えました。