私はある春の日、先輩に告白されました。

「姫乃ちゃんの事が好きです。俺と付き合って下さい。」

夢みたいでした。思い続けていた先輩に私は告白されています。

「私で良ければ・・・よ、よろしくお願いします。」

もちろん返事は「はい。」でした。

そしたら先輩は笑顔で笑って、私をギュッとしてくれた。

「姫乃と一緒にいると・・・なんか落ち着くんだよね。」

嬉しさで頭が働きませんでした。

それほど、先輩の事が好きだったから。

「じゃあ、帰ろっか。」

先輩が私の手をにぎってくれました。

「はい。」

私もにぎり返して笑いました。