『し・・・知らないの。もっと詳しく説明してくれる?』 愛海ちゃんは、はい、と頷き続けた 「その頃は神代奏がすごく荒れてて、いろんな人に手を出していたんです。」 『それって、つまり・・・。』 少しだけ俯いてまた続けた 「もう、一緒にいる女の子が日替わりみたいなかんじだったころに。 お気に入りの一人が天愛先輩の友達で、助けようとした天愛先輩がその友達のかわりに・・・・』 ・・・そんなことが、あったんだ。 だから、天愛は、奏くんの名前を知っていたんだ 異常に、怖がっていたんだ。