「・・・奏さまっ!友人が迎えに来たようですので、愛海は もうそろそろ行きますねっ!!」 隣でおびえながら座っていた子がぱっと立ちあがる。 私の方へ駆けよるお気に入りを止めることもなく ただにやにやと笑い続ける神代くんに対して 恐怖としか言いようにない感情を抱く私を 神代くんはじっとみつめていた。