「結莉のが食べたいの!」 『・・・・・しょうがないなあ』 天愛に甘すぎるという自覚はある でも、天愛が可愛いのだから不可抗力だ 「え、おれにはくれないの!?」 「あたりまえ!結莉のお弁当を食す権利があるのは、あたしだけなんだから」 和やかな雰囲気にいつしか私は笑っていた コウくんがいるのも、たまにはいいかも 女子に妬まれない程度なら 結局私のお弁当は、天愛とコウくんによって半分以下になって返された