でも今日は、その感情によって紅への衝動がおさまった 嬉しいような、寂しいような。 私が抱く、神代くんへの感情は、 空を自由に飛ぶ鳥へのそれと同じだった 自由に生きたい、と 考えない訳ではない しかし、自由になるだなんて、身の程知らずもいいところ 私は、人よりも劣っているんだから 努力があたりまえなんだから からっぽになった食器を見つめていると、何故か無性に、泣きたくなった