魔王vs神王→私!?



 「そんな顔も可愛いですよ。


 ・・・でも。少し傷ついちゃいました」







 奏くんはそう言いながら、私の顔を覗き込むようにして見ていた






 …いったい、今度は何を言うの?





 
 心中を言いあてられ、あまりいい気はしない






 さらに、




「もしかして、怒ったんですか?」





 なんて嬉しそうに言われるものだから、尚更。







 さっきの奏くんの言葉・・・





 父が、死んだ、いや、殺された、というもので混乱していたというのに、怒りという新たな感情が混ざり






 なんとも形容しがたい、感情が生まれていた








 「怒らせてしまったのなら、いい方法があります」






 奏くんはそう言って、自分の鞄からカッターナイフを取り出した