「親は、奏の傷を見ても何も言わなかった。
手当てもしなかった
奏自身が、構わないでほしそうだったしね
でも、実際は違った
奏は、本当は構ってほしかった
でも構うの、おれじゃ逆効果だったんだな、って今やっと気づいたんだ」
笑い話だろう?
コウくんは落ち込んだ声で言う
『・・・でも、コウくんは頑張って構ってたんでしょ?自分が嫌がられていると知りながら。 それって、すごいことだよ』
素直な意見を言ったら、コウくんはかなりのダメージを受けてしまったらしく、苦しげに呻いた
「嫌がられてる・・・って・・・そこ言っちゃダメだと思うよ」
『あ、ごめん』

