いつも側に

私は何のことを言ったのか分からなかったが、歌のことだと気づき、口を開いた。




『~~♪』





歌が終わり、下を見ると、



「また来る」



とだけ言って去っていった。




しかし、その次の日から男は現れなくなった。



たった数回会っただけの男の「また来る」という言葉が嘘だったんだと思い、少しでも信じた自分に嘲笑した。




それから何日たっただろうか。



今日も私は暴力を振るわれる。



しかし、今日来た男は様子がおかしかった。


目の焦点が合っておらず、ヘラヘラと笑いながら殴ってくる。


そして何を思ったのかスーツの懐からナイフを取り出し、振り回し始めた。