いつから私はここにいて、私が今何歳なのか全く分からない。


私がいつもいるこの部屋は壁も床も置いてあるわずかな家具もすべて白い。


私はふと視界に入った一度も使っていないベッドをチラリと見た。



私はいつから眠っていないのだろうか。



昼間と夜の変わり目を何度見ただろう。



もしかしたら眠っているのかもしれないけど、地獄のような日々を毎日送れば記憶も残らないだろう。



私は目を窓の外に戻し、高く昇る月を眺めた。



私の大嫌いな月を。