いつも側に

休む間もなく建物の明かりが多いところへと走って向かう。



今までずっとあの部屋の中にいた為、足が追いつかず時折転びそうになりながらも走り続けた。



身体のあちこちからは血が流れ、道路に赤いシミを作っていた。




目の前には繁華街が迫ってきていた。





『っ、もう、少しっ』





しかし、また後ろから私を探す声が聞こえてきた。



私は脚を止めることなく繁華街の道を駆け抜けた。





気づくと辺りに建物はほとんどなく、古い民家がぽつりぽつりと建っているだけだった。



『はぁっはぁっ…ケホッ』




息も絶え絶えになりながら歩き続ける。