双姫 Ⅰ



類side


蒼翔に誘われ、近くの喫茶店に入った俺ら。


相変わらずフードで顔は見えないけど
前みたいに拒絶されないから
少しは信用してくれたって事かな…?


一応、玲達に報告しとこ…。


蒼翔がトイレに行った時に
スマホを取り出しメールを打つ。


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To 玲、李樹、愁斗、燐



今、蒼翔と〇〇喫茶店に居る。


今日は黙って学校サボってごめん。



From 類

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よし、これでいっか。


送信っと。


『悪ぃ、待ったか?
先に頼んでれば良かったのに。』


蒼翔が俺の前に座ってメニューを渡してくれた。


『好きなもん食えよ。奢るから。』


「え!?でも…。」


『朝からなんも食ってねぇんだろ?
その代わりこの後病院な。』


どうしても蒼翔は
俺を病院に連れて行きたいらしい。


確かに誰かに見られたら
ビックリされる程の痣だもんな…。


「分かった!」


俺は感謝を込めて微笑んだ。


ねぇ、蒼翔。

この時何を考えてた…?

俺が笑って
仲良くなれた事に喜んでる時、何を思った?


もし気付いてたら違う結末になったのかな。


類sideEND