双姫 Ⅰ


邦ヶ丘高校へ行く事にした私は
早速制服を身に纏う。


『うっわ…!スカートとか似合わねー……。』


鏡に映る制服姿の自分に哀れみの視線を送る。


「朱音~?着替えた~~??」


『あ~…うん。
着替えたけど最っ高に似合ってなくてウケる(笑)』


「ん~?どれどれ?キャーーーーーーーー♡♡」


あ、叫ぶくらい似合ってませんか。そーですか。


「朱音!やっぱりダメよ!!
このままじゃ襲われちゃうわ!!」


『母さん、何言ってんの…?』


困惑気味に聞くと、衝撃的な言葉を発した。