双姫 Ⅰ



神龍side


『神龍』メンバー揃って
いつものように登校する。
ただ一つ違うのは変装していない事だけ。

校舎に入り、女子が俺らを見た瞬間、


「キャー!!!!カッコいいー/////」


発狂した。


「あんな人、この学校に居た!?」


この学校の生徒だから通ってんだけどなー?

てか、
アンタ俺と同じクラスなんだけど??(笑)
記憶力大丈夫??


俺は実基の肩に手を置き
それ以上近寄るなとアピールをする。


さてと、『双覇』はどこかな?


俺は目で周りを見渡し、探す。


「紘、右斜め前に『双覇』が居る。」


実基の言う通りに視線を移すと
こっちを見て複雑そうな『双覇』のメンバー。


ん?一人居ねぇな。


そう思ってるうちに『双覇』達は
この場を離れて行った。


その背中を
俺達は見えなくなるまで目を逸らさなかった。