神龍side


「アイツらのマヌケ面ちょーウケたね!」


俺ら『神龍』はついさっき
『双覇』から屋上を奪い取った。

それはこの学校で
もっとも力を持つ事を意味する。


まあ、世界一だから関係ねぇけどな?(笑)


「芦基、いい加減にしないと怒るわよ。

自分より弱い者を
侮辱するのはアンタの悪い癖。
前にも言った覚えあるんだけど??(黒笑)」


「実基、無駄無駄!
芦基が人の言う事
素直に聞くわけねぇーじゃん?」


「同感ですね。
「一人で先走るな」って言うのに行きますし。
まったく困ったガキです。
それじゃあ『双覇』と変わりませんよ?」


「もう!「ガキ」ってゆーな!
僕はアイツらと違って
紘に歯向かった事なんて無いもんね!」


「確かに俺の言う事はいつも聞いてるな…。」


「でしょでしょ!?
だって、紘は僕より強いもん!!」


あー…芦基さん?
俺を褒めてくれんのは嬉しいんだけど
後ろの三人が構えてます。

それも黒い笑顔を顔に貼り付けて。