双姫 Ⅰ



「ど…して蒼翔は……ゴホゴホッ…!」


「燐!大丈夫か!?」


鳩尾を抑えながら立ち上がる燐達。


「…貴方達が蒼翔を
無理矢理『双覇』に入れようとしたからよ。
あの子は自分が信用した人としか行動しないの。」


「よーするに、
君らは蒼翔にとって邪魔な存在なんだよ♪」


「分かったら
今後一切蒼翔さんに近付かないで下さいね?
まぁ、貴方達を信用しないと思いますけど。」


「蒼翔を傷付ける奴は許さねぇ。」


「お前らも…『神龍』なのか……?
だから、蒼翔を匿うのか!?」


言われっぱなしで
悔しかった俺は精一杯声を荒らげた。