「あくまで正当な族ですよ。
初代の掟を破るんですか??」


「そーだぞ、俺の親父が飛んでくっぞ(笑)」


「冗談だよ~…紘の親父さん怖いし!!」


「ちょっと、話が脱線してるわよ。
どーするの?見つかるのは時間の問題よ??」


「……ハァ…仕方ねぇな。
この『天龍』から忠告してやるか。」


「…バラすんですか?紘。」


「俺の妹を傷付けた罪は重いからな。
奴らがこのクラスに来たら屋上に居ると伝えろ。」


「りょーかい♪ねぇ、紘!
これから屋上は僕らの場所になるの!?」


「全く、屋上のどこが良いのよ。」


「俺らの方が格が上だからな!
屋上は最初から『神龍』の場所なんだよ!!
今まで貸してやってただけだ!」


「さっすが慧!話が分かる~♪」


「そうだな、そろそろ返して貰うか。」


「紘までノリノリだし…。
ねぇ、舜は…あぁなんでもないわ。
聞かなくても顔見れば分かった。」


「そうですね。
紘、私達の場所を取り返して下さいよ?」


「ハハッ!じゃあ、行って来る!」


教室から出て屋上に足を進めた。


神龍sideEND