悠華、琉駕、紘side


「朱音…大丈夫かしら……。」


「『双覇』の連中に目をつけられたみたいだ。
「目立つ行動はするな」って言ったのに…。」


「紘、なんとか出来ないのか?
可愛い朱音があんなになって……。」


「俺らは変装してっから。
アイツらは『神龍』が居る事すら知らない。」


「呆れた…それでも全国一なの??」


「まだまだだな…。
俺達の頃はもっと凄い奴ばかりだったがな。」


「親父と一緒にすんなよ…元『神龍』総長がさ。」


「初代って事も忘れんなよ?」


「…はいはい、ソーデスネ。」


「もう、そんな事はどーでも良いのよ!
部屋に引き篭ってばかりじゃ
身体壊しちゃうわ…。」


朱音を思って涙を流す悠華。