「先生!心拍数が!!」


「朱音ちゃん!もう少しだ…頑張れ!!
助かるんだ、助かるからね!」


深刻な空気だったが喜びに包まれる。


「皆、よく頑張った。
私が説明してくるから彼女を病室に。」


「はい。」


「よく頑張ったね…。」


静かに眠る彼女に声を掛け、手術室を出た。