まさかの銃に一気に緊張が走る。
「総長を離せよッ!!」
銃口を類に向け、東条を離すよう要求する男。
「…錦。」
「総長。
安心して下さいね。今、助けますから。」
男は東条を慕っているのか
見捨てるつもりは無いらしい。
「……コイツを離す訳にはいかない。」
「…良い度胸だな。
お前も俺が殺してやるよ。
刑務所暮らしも意外と楽しいからなぁ!」
『刑務所…暮らし?』
まさか、コイツ。
蒼空を刺したあの時の男…??
「やっと出られたけど
総長の為なら別に良いんですよね。」
『総長もクズなら周りもクズだね。』
東条に近付き、ねぇ?と答えを求める。
「誰だ…。」
『お前が私の妹を刺したんだよ。
この顔に見覚えないの?
殺人犯は一生刑務所に入ってなよ。』
「あの時の…ガキ……?」
一瞬だけ男の身体が揺れたような気がした。



