双姫 Ⅰ



「その顔…お前、あの時のガキか?」


『ずっと…ずっと探してた。

妹を殺された復讐を果たす為に!!』


「は?刺したのは俺じゃねぇよ。」


でも、そそのかしたのはコイツだ。
殺したのも同然。


『お前さえ居なければ
あんな事にはならなかった。

私は私の半身を失う事は無かった。

お前が奪ったんだ!』


大切な私の『家族』を。


「本当…妹想いの姉ちゃんだなぁ~??
折角、助かったのに殺されに来たのか?」


チラチラとナイフをチラつかせる。


『殺されに?この目を見て分からないの?
アンタが探してる『双姫』は目の前に居る。』


懐に入れてた仮面を取り出し、顔につけた。


『『双姫』はお前が作り出した化けモンだよ。』


仮面を外し、東条を睨み付けた。