声が聞こえる。 私は何を見下ろしている? 『朱』に染まる何かを私が見下ろしている。 あぁ…またこの夢か。 私が蒼空を見下ろしているんだ。 「違うよ。」 誰かが声を掛けてきた。 でも、姿は見えない。 「よく見てよ。」 言われるがままそれに視線を戻す。 『え……真白??』 『蒼空』と思っていたのに 横たわっていたのは『真白』だった。 「守るって言ったのに。」 前を見ると『朱い瞳』を持つ幼い私。 『また助けられなかったね。』 頬に一筋の涙を流して、私は闇に堕ちた。