双姫 Ⅰ



『とりあえず、私も行くから。』


『蛇蝎』の本当の狙いは私の筈。
私だってずっとこの日を待ち望んでた。

こんな事になるなんて予想はしてなかったけど。


「朱音、約束守ってね…?」


『分かってる、ちゃんと守るよ。』


「…なら良いんだ。」


「では、明日。
一度倉庫に集まって行きましょう。
誰か場所を…『私が知ってる。』」


『…私が案内するよ。』


「朱音、知ってんのか?」


『知ってるよ。
じゃあ、明日倉庫に集合ね。
私もバイクで行くから迎えはいらない。』


「そうか。」


「じゃあ、僕は下っ端に報告に行って来る!!」


「俺も行く!」


燐と愁斗は倉庫へ向かった。


『じゃあ、私は帰って紘にぃに報告する。』


まぁ、言わなくても知ってるかもだけど。


「あぁ…気を付けろよ?」


『私を誰だと思ってんのあの『双姫』だよ?
じゃあね、明日ケリつけるよ。』


玲達に別れを告げ、私は家路を急いだ。