「だが厄介な事になったな。」
『もし『蛇蝎』だったら真白が狙われる。』
「え…狙われる??」
あの時『蛇蝎』の幹部を
ボコったのは男装した私だ。
『私と真白は
繋がってると思われたのかもしれない。』
ここ最近『蛇蝎』の動きが無かったのは
真白を尾行していたからか。
『……ハァ…アイツらも本気出してきたか?
嬉しいけど真白が狙われるのはキツい。』
まだ私が狙われた方がマシだ。
真白がもし捕まったら命が危ない。
「ねぇ…真白ちゃんだよねぇ?」
「は、はい!」
「先ず貴女の状況を簡潔に説明します。
貴女を尾行しているのは
恐らく『蛇蝎』という暴走族で、
私達が追っている族でもあります。
偶然『双姫』として
貴女を助けた朱音さんと関係があると思われ、
監視の対象となっている…。
以上です。」
涼しい顔で坦々と説明を終えた李樹。
でも、女の子の気持ちを考えなよ…。
「…そ……です…か…。」
『…真白、どこの学校に通ってる?』
「蘭桜(らんおう)学園です…。」
蘭桜学園…ここからそう遠くない高校だった。



