双姫 Ⅰ



「わ、私が悪いの!

『中に入れ』って
言われたのに入らなかったから。」


『別に責めてないよ。』


低くしていた声を地声に戻す。


『わざわざ届けてくれてありがとう。
それで、もう絡まれたりしてない?』


「え、あのその…。」


『…何かあったの?言って力になるから。』


「よく分からないんですけど…。
最近見られてる感じがして。
で、でも何も無いからいっかって思って。」


いや、そこは気にしていこうね?


「もしかしたら
『蛇蝎』って可能性もあるんじゃ?」


類の言う通り、その可能性は充分ある。


「少なくとも貴女は
『双姫』と関わったんですからね。」


「え…?そう…き??あの『双姫』!?」


はい、私があの『双姫』です♪