双姫 Ⅰ



『おーい、真白?』


呆然とする真白に近付き、目の前で手を振る。


「ビックリしちゃって固まってるぅ♪」


『まぁ、こんな登場の仕方したら
誰でも驚くよね(笑)』


「は!あ、あの!!」


あ、動いた。


『こんな所にどうした?襲われたいのか??』


「ち、違います!
朱音さんにこれを返しに来たんです!」


見るとその手には綺麗に畳まれたブレザー。


『あぁ…って、なんで名前知ってんだ?』


「偶然私達の会話を聞いていたんですよ。

それで彼女は朱音さんが
女である事も名前も知っています。」


マヂですか。